さよなら ハミング -洋楽和訳ブログ-

歌詞が分かれば、音楽はきっともっと楽しい

歌詞和訳♪ 「The Nights」/ Avicii (ザ・ナイツ / アヴィーチー) / 2014

初めて歌詞を翻訳するならこの曲!と決めていました✨
個人的に大好きなAviciiの中でも、お気に入りの曲の中のひとつです。
発表から久しく時間が経っていますが、Spotifyなどの音楽配信サイトでは、今なお根強い人気を誇る不朽の名作です。

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avicii

作者と背景

「The Nights(ザ・ナイツ)」は、世界的に著名なDJであるAvicii(アヴィーチー)が、2014年に発表した曲。
若者を中心に世界中でヒットしました。

www.youtube.com

「悔いのない毎日を生きることの大切さ」を、この曲は力強く教えてくれます。
人生は短いてますが、若い頃は自由生きることの大切さや、他人のためではなく自分のために時間をさくことの大切さに、なかなか気づくことができません。
だからこそ曲中で“父“が、息子である“僕“に繰り返し伝える、
「 いつの日か、君もこの世を去る時がくるんだよ
だから将来思い出したくなるような、悔いのない毎日を生きなさい」

というフレーズに、多くの人々が心を打たれ、ヒットしたんだと思います。

残念ながら、作者のAviciiは2018年に28歳の若さで亡くなっています。
しかし彼の遺した曲たちは、これまでもこれからも、残された私たちの心に勇気と希望を与え続けてくています(少なくとも私自身はその1人です)。

歌詞

Hey, once upon a younger year
僕がまだ幼かった頃の話なんだけど
When all our shadows disappeared
自分たちの影が見えないほど、あたりがとても暗くなってから
The animals inside came out to play
動物達が遊びたがって騒いでいた
Hey, went face to face with all our fears
恐怖に直面することはたくさんあったけれど
Learned our lessons through the tears
その度に涙を流しながら、たくさんのことを学んできた
Made memories we knew would never fade
こうやって得た思い出は、絶対に色褪せることはないだろう


One day my father—he told me,
ずっと昔、父が僕に言っていた
“Son, don’t let it slip away.
「息子よ、時間を無駄にしてはいけないよ」
He took me in his arms, I heard him say,
僕は父に抱きしめられながら、話を聞いていた
“When you get older
「歳を重ねるにつれて」
Your wild heart will live for younger days
「君はきっと、若い頃のように自由に生きたいと思う日がくるだろう」
Think of me if ever you’re afraid
「怖くなることもあると思うけど、そのときは父さんのことを思い出しなさい」


He said, “One day you’ll leave this world behind
父は言った。「いつの日か、君もこの世を去る時がくるんだよ」
So live a life you will remember.”
「だから将来思い出したくなるような、悔いのない毎日を生きなさい」
My father told me when I was just a child
僕が幼かった頃、父が教えてくれたんだ
These are the nights that never die
そうやって積み重ねた夜が、僕を作り上げてきた
My father told me
父が教えてくれたんだ


When thunder clouds start pouring down
雷雲が空を覆い、雷雨が始まったら
Light a fire they can’t put out
誰にも消せない炎で光を灯すんだ
Carve your name into those shining stars
輝く星に、君の名前を刻み込むんだ
He said, “Go venture far beyond these shores.
父が言った。「あの海岸を超えて、遠くまで冒険しなさい」
Don’t forsake this life of yours.
「人生を諦めてはいけないよ」
I’ll guide you home no matter where you are”
「君がどこに行ったって、家までの帰り道はいつだって、父さんが教えてあげるから」


One day my father—he told me,
ずっと昔、父が僕に言っていた
Son, don’t let it slip away.”
「息子よ、時間を無駄にしてはいけないよ」
When I was just a kid I heard him say,
僕はまだ子供で、父の話をじっと聞いていた
When you get older
「歳を重ねるにつれて」
Your wild heart will live for younger days
「君はきっと、若い頃のように自由に生きたいと思う日がくるだろう」
Think of me if ever you’re afraid
「怖くなることもあると思うけど、そのときは父さんのことを思い出しなさい」


He said, “One day you’ll leave this world behind
父は言った。「いつの日か、君もこの世を去る時がくるんだよ」
So live a life you will remember.”
「だから将来思い出したくなるような、悔いのない毎日を生きなさい」
My father told me when I was just a child
僕が幼かった頃、父が教えてくれたんだ
These are the nights that never die
そうやって積み重ねた夜が、僕を作り上げてきた
My father told me
父が教えてくれたんだ


These are the nights that never die
そうやって積み重ねた夜が、僕を作り上げてきた
My father told me
父が教えてくれたんだ



ちょっとした文法/熟語

  • Hey went face to face with all our fears

恐怖に直面することはたくさんあったけれど
face to face : 「〜に直面する」

  • He said, “One day you’ll leave this world behind

父は言った。「いつの日か、君もこの世を去る時がくるんだよ
leave world behind : 「この世を去る、亡くなる(=pass away)」
※die (死ぬ)を意味しますが、より遠回しな表現です。

  • “Son, don’t let it slip away.”

「息子よ、時間を無駄にしてはいけないよ」
slip away : 「過ぎ去る、時間が経過する」

  • These are the nights that never die

そうやって積み重ねた夜が、僕を作り上げてきた
→直訳は「そういった(これまでの)夜が死ぬことはない」なのですが、不自然な日本語になってしまったので、前後の文脈から意訳しました。

人生を諦めてはいけないよ
forsake : 「見捨てる、見放す」
※自分の人生をforsake(見捨てる)しないって、難しいですが本当にに大事なことですよね。



おわりに

個人的に大好きですし、父を思い出して郷愁の思いにかられます。
余談ですが、私はこの曲を聴くといい年なのに父に会いたくなってしまって、たまに意味もなく実家に電話をしてしまいます(笑)
どんな状況でも味方をしてくれる家族の大切さやかけがえのなさ、それから自分らしく生きることへの勇気とモチベーションを与えてくれる素晴らしい曲ですね。
本当にいい歌なので、お時間があるときにぜひ聞いてみてください。

まだまだブログを始めたばかりで分からないことだらけなので、ご感想やアドバイス、リクエストなどを頂ければとても嬉しいです!
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!!